マルシェやイベントに出店してみたいけど、どんな許可が必要なのか分からない…
という方に向けて、マルシェに出店するための許可や資格についてポイントを簡単に解説します。
という私はマルシェに足を運ぶのが好きな主婦。
在宅ワークで働きながら、いつかは自分の好きなことで出店してみたい…という思いを持っています。
夢を実現するために、今は下調べをしている段階ですが、同じような思いを持った方のお役に立てられれば幸いです。
マルシェに出店するための基本的な許可
マルシェに出店する際、「どんな商品を売るか」によって必要な許可が変わってきます。例えば、雑貨やアクセサリー、服などを販売する場合は、特別な許可がいらないことがほとんどです。
しかし、飲食物や植物などを販売する場合には、衛生面や安全面から許可が必要になります。
代表的な許可をいくつか紹介していきます。
飲食物を販売する場合の「食品営業許可」
食品をマルシェで販売する場合、必ず「食品営業許可」が必要です。これは、食べ物や飲み物を扱う際に衛生面の基準を満たしているかを確認するための許可です。
自宅で作ったお菓子やジャムを販売したいという場合でも、必ず取得しなければなりません。さらに、販売する場所がキッチンカーやテントでも、都道府県ごとの基準に基づいて許可が必要です。
また、食品を販売する場合は、食品表示法に基づいて、アレルゲンや成分表記を適切に行うことが求められます。
違反すると、罰則が科せられることがあるため、十分に注意しましょう。
アルコールを販売する場合の「酒類販売免許」
マルシェでビールやワインなどのアルコールを販売したい場合、「酒類販売免許」が必要です。この免許を持っていないと、たとえ小規模のイベントであってもアルコールを販売することはできません。
酒類販売免許は取得するのに時間がかかるため、計画的に申請を進めることが大切です。
植物を販売する場合の「植物防疫法に基づく許可」
植物を販売する場合、特に海外からの輸入品や特定の品種に関しては、「植物防疫法」に基づく許可が必要になることがあります。観葉植物やハーブを販売する際には、病害虫のリスクを防ぐための基準を守る必要があります。
出店場所ごとに異なるルールや手続き
マルシェに出店するための許可は、販売する商品だけでなく、出店場所によっても変わることがあります。たとえば、都心の大型イベントと地方の小規模なマルシェでは、規模や場所によって申請方法や必要な許可が異なる場合があります。
主催者や自治体に確認して、どのような手続きが必要かしっかりと調べましょう。
友人のマルシェ出店経験者に聞いた話ですが、イオンモールなど大型のイベントでは事前の提出書類として「住民票」を求められたとか。一方小さなコミュニティのイベントでは簡単な書式の申込用紙のみ。イベントによって手続きや書類も様々なようです。
地域のルールに従うことが大切
マルシェの開催地がある地域によっては、特定のルールが設けられていることがあります。特に、公共の場所での販売は、地域ごとの条例に基づいて許可が必要な場合があります。例えば、商店街の歩道を使用する場合や、公園内での出店などは、事前に許可を申請しなければならないことがあります。
また、出店ブースの設置方法や使用できる設備（テントやテーブルなど）についても、主催者側から指定されることが一般的です。事前に確認して準備を整えましょう。
主催者に確認して必要な手続きをしよう
マルシェに出店する際、主催者とのコミュニケーションも大切です。マルシェごとにルールや規定が異なるため、出店希望者は主催者に必要な手続きや提出書類を確認することが欠かせません。
出店料やブースの配置、当日のスケジュールなども含めて詳細を確認しましょう。
一部のマルシェでは、許可申請を代行してくれるサービスを提供している場合もあります。その場合は、申請手続きの煩雑さを軽減できるため、出店者にとっては大きなメリットとなります。
出店するための資格とスキル
マルシェで成功するためには、単に商品を販売するだけではなく、いくつかのスキルや知識も求められます。ここでは、マルシェ出店者として知っておきたい重要な資格やスキルを紹介します。
衛生管理の知識
飲食物を販売する場合、衛生管理が非常に重要です。特に食品を扱う場合、消費者に安全で安心な商品を提供するための衛生管理が必要です。
食品衛生責任者という資格を取得しておくと、衛生管理の基礎知識を身につけることができ、出店時にも安心して営業できます。自治体や保健所で行われる講習を受けることで取得可能です。
接客スキルも大切
マルシェでは、商品だけでなく出店者自身の魅力が重要です。接客のスキルが高ければ、お客様に良い印象を与え、リピーターを増やすことができます。
笑顔で接し、商品について丁寧に説明できるスキルは、マルシェの成功に欠かせません。
ディスプレイの技術や、商品の見せ方を工夫することも売り上げに大きく影響します。
売上管理や在庫管理のスキル
マルシェに出店する際には、売上や在庫の管理も重要です。例えば、商品が売れすぎてしまい、途中で在庫がなくなってしまうとお客様に迷惑をかけることになります。また、売上がいくらだったのかを正確に把握しないと、次の出店に向けた準備が十分にできません。
帳簿をつけたり、在庫を管理するスキルを身につけておくと、スムーズに運営できます。
まとめ
マルシェで出店するために必要な許可や資格、スキルに関する基本的な情報をまとめました。
これらを確認し、思い切り出店を楽しんでくださいね。
出店を計画しているマルシェの主催者や、自治体に事前に確認をとることを忘れないようにしましょう。具体的な手続きは地域や商品によって異なるため、しっかりと情報を収集することが成功の鍵。
マルシェ出店が叶いますよう、応援しています!
